2023/04/03 14:49
ちょこんと手に乗ってプルプルと震えそうな株姿。
”フィッシュボーン”の名で親しまれた新”スパンリンギー”。白く浮き出るような葉脈が魚の骨のように見えるとのことで名づけられていました。芋のような丸い塊根からポンポンと花を咲かせ、縮れた葉も印象的です。
マダガスカル南部が原産。パキポディウムイノピナツムの産地近くで発見されました。情報は少ないですが、イノピナツムが高山性ということもあり、スパンリンギーも夏の蒸し暑さは嫌うのでは?と思います。成長も遅く、じわりじわりと大きくなりますが目に鮮やかな真っ白の花と独特の葉が楽しませてくれます。なんといっても小型でスライムのような株姿でどんな鉢に合わせようか、お隣には何を置こうか?楽しみが膨らむ眺めです。
2023.3.28撮影
花は少し落ち着いてきました。縮れた葉が元気に伸び、3つの枝がきれいに出ています。
それぞれ細いところから葉を伸ばす姿が何とも不思議!
【育て方】
一年を通して日当たりよく、風通しよく過ごします。
春から秋にかけては鉢内が乾いてからしっかり水やりをします。夏場の蒸し暑さを嫌うため、真夏は月に1,2回程度、夕方涼しくなってからざっと上げましょう。
また寒さにも弱いため、安全に越冬するには室内の明るいところに取り込みます。真冬は断水気味にしますが、細根が枯れないよう晴れた日の午前中に表土が湿るくらいざっと行います。